研究
患者さんに届ける医薬品をつくり出すために、有効な成分を探す「研究」。
治療に有効な成分を発見し、化学的につくり出すところから、医薬品の創出が始まります。
京大×タケダが目指す
最先端がん研究の実用化
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)とタケダがタッグを組むT-CiRAプログラム。アカデミアでの研究は、治療への応用に課題がありましたが、ここでは、CiRAからT-CiRAへの技術移管、製剤化に向けた培養法の開発、グローバルでのディスカッションと着実に進展。タケダと世界最先端のCiRAが手を携えた成果です。
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タケダでのキャリアを活かし、
T-CiRAという新たなステージへ -
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T-CiRAという産学協働がもたらすシナジー
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時代の先端だからこそ見える課題に臨む使命
多様性を創薬の力に
ニューロサイエンスチーム
の現場に潜入
未だ有効な治療方法がない、神経疾患、精神疾患に苦しむ患者さんに薬を届けることを目指すニューロサイエンスチーム。生物や化学など、様々なバックグラウンドを持った研究者たちが、創薬という大きな目標に向かって、ひとつの有機体として機能しています。生物チーム、化学チーム、それぞれの1日に密着しました。
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ニューロサイエンスチームによる、
新薬の研究現場に潜入 -
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国や専門領域もまたいだ、多様なチームの協働
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ダイバーシティから生まれる斬新なアイデア
開発
患者さんに届ける医薬品になり得る物質を評価・審査する「開発」。
研究を経て発見された成分の有効性と安全性を、健康な方や患者さんを対象に、段階的な試験を通じて確認します。
新薬の評価を行う
治験のプロセス
新しい薬を生み出すためには、治験の実施が必要になります。治験では、健康な方から患者さんまであらゆる方々にご協力いただき、薬の安全性や有効性を確認します。治験の実施における、さまざまな取り組みについてご紹介します。
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治験の実施により、未来の治療の選択肢を増やすことが期待される
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参加者への説明、治験実施、治験結果解析の三段階に分けて実施
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治験担当医師をはじめとした様々な専門家の関わりのもとに行い、新薬を評価する
さらに詳しく
治験の新たな姿を描く
リモート治験
オンライン診療など、医療の世界でも遠隔でできることが増えていますが、新薬を世に生み出す前に実施される治験(臨床試験)の世界でも、リモート化の流れが進んでいます。タケダのリモート治験の推進役として活躍する社員が考える、現状と今後の展望をご紹介します。
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患者さんにとって医療機関中心の治験から、参加者中心の治験への転換を目指す
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リモート治験の体験デザインを通じて、治験参加者への負担を軽減
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新しい方法論への心理的ハードルを越える手助けをできるかが、リモート化推進の分岐点
製造
実際に患者さんに投与される医薬品を作り出す「製造」。
原料の加工に始まり包装まで、医薬品の品質を保ちながら、世界中の患者さんに向けて生産します。
無菌室を仮想現実で再現、
医療を支えるVR
医薬品の製造は無菌室で行われるものもあります。厳重に管理され、繊細かつ慎重な立ち振る舞いが求められる無菌室内での作業。菌は目で見ることができないため、無菌操作を行うオペレーターの育成、スキルの向上・維持に、VR(仮想現実)を活用しています。VR(仮想現実)による訓練で、膝の曲げ伸ばし、歩く速度などを身体に染みこませます。
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無菌環境をVR(仮想現実)により再現(見える化)
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無菌室オペレーターのトレーニングにVRを活用
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VRによるトレーニングを実体験
慎重な分析、不屈の改善
データサイエンスチームの
強みに迫る
データ分析のスペシャリストであるデータサイエンティスト。製造現場での課題解決では、経験者の知見や経験だけでなく、蓄積されたデータの分析が欠かせません。多様な知識や経験を活かし、デスクワークのみならず、現場に頻繁に足を運ぶことで、医薬品製造の場で働く人たちと共に、さまざまな視点から改善に取り組んでいます。
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業界内外の多様な経験と視点が、チームに集まる強さ
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現場に寄り添い、連携から繋がるデータ分析と改善
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患者さんのよりよい未来のために進化を続ける
30年間必要とされ続ける
医薬品と
進化を止めない
製造現場
発売から30年以上経っても、患者さんから求められている医薬品があります。生産性向上と高品質な医薬品を届けるために、製造現場は人中心から機械中心へと進化を遂げています。患者さんへの想いを受け継いで作り続けられる薬が、技術・機械のコラボレーションで生み出されます。その現場と作り手の想いにスポットライトを当てていきます。
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“最先端の機械”と“熟練者たちの技と想い”
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オートメーションやロボティクスで向上する医薬品の安定供給
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30年以上の挑戦をつなぎ、進化を続ける製造現場
供給
医療現場や、その先の患者さんへ医薬品を届ける「供給」。
温度管理や、保存・移送時の品質管理を徹底し、患者さんが医薬品を必要とする医療現場へ配送します。
トライ&エラーで越えた
包装ライン、自動化の壁
山口県光市の施設では、包装工程を自動化し、製薬業界で初めて自動ラインクリアランスシステム(ALC)を導入しました。これまでは包装ラインの確認作業を人の目で行っていましたが、残留物の見逃し検査を安全に、より完璧に実施することを目指したもので、開発は困難を極めました。世界が認めた技術革新の実像に迫ります。
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製薬業界で初、自動ラインクリアランスシステム(ALC)
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困難を極めたALCの開発
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現場で働く人とデジタルを組み合わせて、製薬業界を牽引
ドローンや遠隔診療を活用
先進技術で地域を支える
専門的な医療が受けられない、薬をすぐに受け取れない地域が、国内にはたくさんあります。そのため、それぞれの地域の医療需要に応じた、医療提供体制の構築が求められています。タケダは、北海道では遠隔連携診療、長崎県五島市ではドローンを用いた医薬品配送の実証実験など、それぞれの地域医療課題に向き合った活動を多角的に展開しています。
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製薬会社の強みを活かして、各地域課題への取組みをサポート
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地域課題と向き合うタケダのアプローチ
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全国の自治体が抱えうる課題への支援と連携
販売・
マーケティング
医療現場への情報提供で、患者さんと医薬品を結びつける「販売・マーケティング」。
有効性や安全性といった、医薬品の適正使用に関する情報を提供することで、医薬品を必要とする患者さんに貢献します。
医薬品の普及と
適正使用の推進を担うMR
医薬品を販売する製薬会社の営業、というイメージが強いMR(Medical Representatives)ですが、実際に直接医薬品販売を行うことはありません。患者さんと対面する医療関係者に、医薬品の安全性・有効性や使い方など、適正使用に関する情報提供を行い、患者さんへ貢献することがMRの仕事です。
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MRは医薬品を直接販売することはなく、医薬品に関する情報提供を行う
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医薬品に関する安全性や有効性など、臨床現場での情報収集もMRが行う
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収集した医薬品に関する情報を分析・評価した結果の医療現場への伝達もMRの仕事
タケダ育ちの
デジタル人財の創出
6カ月の社内留学
「データ・デジタル&テクノロジー(DD&T)アカデミー」では、自ら手を挙げ、選出された従業員が元の所属部門を離れ、6カ月間リスキリングに集中。プログラムではOJTを取り入れ、学びと実践の繰り返しにより習熟度を向上させています。受講者と担当トレーナーが、プログラムの中で感じたことや将来の展望も語ります。
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6カ月のデジタル・ブートキャンプ、「DD&Tアカデミー」とは?
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患者さんに貢献していくために、デジタル人財を育てていく
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DD&Tアカデミーの「肝」はOJTにあり