• 世界のタケダランチタイム Vol.05

世界の投資家と向き合う
姿勢ってナンダ?

世界のタケダランチタイムVol.05

共通の価値観から生まれる
グローバル企業ならではの強さ

IRグローバルヘッドクリストファー・オライリー
約50カ国を牽引するグローバルな意思決定が根ざす信頼関係

世界で活躍するタケダ従業員のランチタイムにお邪魔して、活動する様子を伝える「世界のタケダランチタイム」。今回は、イギリスから来日して15年、現在東京で働いているクリストファー・オライリーさんに、働き方や文化などについてお話しいただきました。

<今日のクリストファー・オライリーさんのランチ>
天もりそば

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クリスさんはイギリスのご出身だそうですが、どのようなところですか?

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私が生まれ育ったのは、イギリス南西部・ウェールズの首都、カーディフという街です。ロンドンからは250キロほど離れた港町です。イギリスも日本も同じ島国で、長い歴史を持っていて、王室・皇室を戴き、車は左側通行。言語こそ違いますが、文化的には近しいものを感じます。

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クリスさんが日本に興味をもったきっかけを教えていただけますか?

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地元の近くに日本企業が進出していて、学校のクラスに1人は日本人がいたので、子供のころからなんとなく知っていました。興味を深めたきっかけは高校生のころ、とある日本のロックバンドにはまり、歌詞の意味を知りたくて言葉を調べてみたのが最初です。徐々に小説や邦画などの日本の文化に触れるうちに勉強をしてみようと思い、日本語教育プログラムのある大学に入学することにしました。今でも興味を持ったきっかけとなったバンドのライブをよく見に行っており、自分もバンドを組んでプライベートで活動しています。

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タケダで働くようになった経緯について教えていただけますか?

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イギリスの大学で日本語を学び、19歳のとき1年間東京に留学をしました。大学卒業後、日本の大学院に入って日本文学を専攻し、修士課程を終えるころに、就職フェアで偶然タケダと出会いました。日本の歴史ある企業が、これからグローバル化を進めていくために、海外経験をもつ人財を積極的に雇用するという姿勢が、心に響いたのを覚えています。当時は業界や仕事の中身というよりは、タケダの目指している姿が魅力的で私も役に立てるかもと思い、就職しました。

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現在、東京でクリスさんはどのような仕事をされていますか?

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入社以降、ずっとIR(※)チームに所属しています。数年前からはIRヘッドとして、タケダの投資家向けのIR活動をリードしています。会社の情報を分かりやすく、的確に、そして適切なタイミングで伝えることが私の仕事です。5万人のタケダ従業員を代表して、世界の投資家たちに事業動向を説明する重要な役割を担っています。他方で、投資家たちからのフィードバックを聞き取って、経営陣に報告するのも大切な業務。会社と市場の間に立つ仕事です。

※IR...Investor Relations。企業が投資家に向けておこなう広報活動のこと。

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従業員として、タケダの「働きやすさ」をどんなところで感じますか?

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柔軟性のある働き方や風通しの良い環境に働きやすさを感じます。多様な人財があふれる中で、意見や考えを自由に共有できるので、自分らしく仕事しています。この背景には、経営陣が人財育成とやりがいのある勤務環境を構築することを重要視していることもあると考えています。企業理念を柱に、従業員たちの働きやすい環境や風土を整えることによって、結果としてイノベーションにつながると信じています。

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世界で働くタケダ従業員に共通する点はありますか?

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共通の価値観を大切にしながら、皆が同じ方向に向かって仕事をしているということです。共通の価値観に基づく行動指針である 「PTRB」が代表的ですが、タケダのフィロソフィーが従業員に浸透し、この会社は何のためにあるのかを皆が理解しながら、日々多様な背景をもつ従業員たちと同じ方向を向いて働いています。

※PTRB...「患者さんに寄り添い (Patient)、人々と信頼関係を築き (Trust)、社会的評価を向上させ (Reputation)、事業を発展させる (Business)」というタケダが大切にしている行動指針。

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クリスさんが仕事上で感じる「やりがい」は何ですか?

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タケダのことを、投資家の皆さんにきちんと知っていただくことができたと感じたときに、やりがいを感じます。タケダの取り組みや経営情報を伝えていく中で、誠実に向き合いながら、透明性の高いコミュニケーションを心がけています。企業の事業動向を、正しいタイミングで、正確に伝えることによって、より理解を深めてもらえると嬉しいです。

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最後に、日本で働くクリスさんにとって「世界に尽くす」とは?

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タケダを、日本発のグローバル企業として全世界の投資家に知ってもらい、また、正確に理解してもらうこと。これがIR責任者としての、私の「世界に尽くす」です。タケダの知名度を上げ、情報を的確に開示し、企業価値を最大化すること。それが、もっと多くの患者さんを救うことにつながると信じています。タケダは、それぞれの事業で世界に挑戦しています。IRチームの一員として、世界に目を向けたチャレンジを続けていきます。

PROFILE

クリストファー・
オライリー

IRグローバルヘッド
2011年、タケダ入社。入社以来IRチームの一員として、コーポレート・コミュニケーション部門を経て、グローバルファイナンス部門へ。2020年9月より現職。イギリス・ウェールズ出身。東京の大学院で日本文学を専攻、小説家・島尾敏雄の研究などを行う。趣味は週末のサッカー、バンド活動。

※所属は制作当時のものです

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